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航空性中耳炎とは?

飛行機に乗った際に離着陸時や車でトンネルに入った時などに耳がつまった感じや耳が痛くなることを経験された方が多いと思います。

普段、このような場合は唾を飲み込むやあくびをするなどで解消しますが、まれに数日にわたり耳の異常が続くことがあります。これを航空性中耳炎と呼びます。

どんな症状が出ますか?

症状が軽ければ、耳のつまりや痛みが数分から数時間続きます。

症状が重い場合、発赤(耳が赤くなる)や内出血、吐き気、めまい、耳鳴り、閉塞感が1~2週間続きます。

原因は?

飛行機が離着陸する時の気圧変化が原因で起こります。

耳管は鼻の奥と中耳(鼓膜の内側)をつないでいる器官で、鼻の奥にある耳管口を開閉させることにより、空気を中耳に通して中耳内の圧力と外部の圧力(気圧)を同じにする役割をしています。この耳管の機能が上手く働かないと、中耳内と外部に圧力差が生じてしまい、この圧力差の影響で発症することがあります。

風邪・アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎などで鼻の奥が腫れている(鼻がつまっている)と、耳管の機能が悪くなり発症しやすくなります。

航空性中耳炎にならないために気を付けることは?

あくびや唾を飲み込むことで耳管が開き圧力調整をします。またガムやアメをなめると効果があると言われています。

乳幼児の場合はジュースを飲んだり、おしゃぶりをくわえさせるとよいでしょう。

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