生活習慣病のお薬は減らせるの?
突然ですが、ご家族の方で生活習慣病の治療されている方はいらっしゃいませんか。
日々のストレスやそれに伴う喫煙や過度の飲酒など食生活の乱れや運動不足などで起こる生活習慣病。
この生活習慣病には、高血圧や糖尿病、脂質異常症などがありますが患者さんのほとんどがどれか1つの疾患にかかるというより複数の疾患を合併しています。
そうすると、複数の疾患に合わせて薬の量が増えていき、一日にとても多くの量の薬を摂取されている方も多くいらっしゃいますが、ご家族の方としては薬の量が多いけど「そんなに複数の薬を飲んで大丈夫?」とご心配されている方もいらっしゃると思いますが、
もしかしたらその薬の量を減らせるかもしれません。
生活習慣病は一朝一夕で治るものではありません。
食生活や運動習慣と合わせて行うので時間がかかるものです。
そしてお薬も毎日飲むため長年同じ薬を飲み続けているという方も多いのではないでしょうか。
薬も日々新しいものが開発されております。
場合によれば、今飲まれている薬よりも新しいお薬の効果で薬の種類を減らせる可能性がございます。
薬の種類や量を減らしたい、またご家族が服用されており薬の量がご心配といった方は、
一度当院を受診してください。
カテゴリー:
血圧が少し高くなってきたら
お仕事が忙しい30代後半から40代の方は、血圧が高くなりがちで健診で要検査となる方のご相談が増えてくる年代です。
しかし、血圧が高いと診断されても初期では特に症状が見られないこともあり、忙しい日々の中でついつい後回しになりがちですが、そのままにしていると血管に高い圧力がかかり続け、血管が傷んできます。
改善しないといけないとは思っても、お薬を飲むのは抵抗感があったり、できればお薬を飲みたくないという方もいらっしゃると思います。降圧剤は飲むことで血圧を下げる対症療法なので補助的なものです。原因となる食生活、運動習慣の問題を改善することで改善が見込める場合があります。
一例ですが、高血圧の敵は塩分の摂りすぎです。減塩のコツとしては、
・そもそも塩やしょうゆの量を減らす、かけない代わりにお酢や唐辛子、しょうがなど酸味や辛味を利用する
・調味料を減塩、低塩のものにする
・麺類の汁は残す
・野菜やフルーツを多く摂取する。
などがあります。
また、運動を続け筋肉がつくと筋肉にたくさんの栄養を運ぶため血圧を上げようと働いたり、交感神経の緊張が緩和されたりして血圧が下がっていきます。
高血圧の方は、肥満や糖尿病などを合併されている方も多くこれらの生活習慣病全体に効果があります。
運動の目安としては、1週間に3回以上行い、トータルで1000~1500キロカロリーとされております。おすすめの運動としては、軽いジョギングや水泳や水中歩行、サイクリングなどの有酸素運動です。
ただし、重症の高血圧の方や狭心症などを合併している方の運動は注意が必要です。
血圧は突然症状が現れるものですが、早期の対応でお薬に頼らない食事療法や運動療法で改善できる可能性がございますので、是非一度ご相談下さい。
カテゴリー: