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家族性高コレステロール血症とは?

『コレステロール値が高いのは遺伝のせいかもしれません』

さっそくですが、 家族性高コレステロール血症(FH)という病気をご存知でしょうか?
家族性高コレステロール血症(Familial Hypercholesterolemia:FH)とは、若い年齢でも動脈硬化を発症することが一般の方に比べて多い病気となります。
通常は、運動や食事などの生活習慣が原因でコレステロール値が高くなりますが、 遺伝が原因で、生まれつきコレステロール値が高い方がいます。
「若いころからコレステロール値が高く、薬を飲んでも数値が下がらない」 「家族の中で、若くして心筋梗塞を患った人がいる」 といったことが思い当たる方はいらっしゃいませんか?
そのような方は、もしかしたら家族性高コレステロール血症かもしれません。
大部分の患者さんは、若い頃からコレステロールが高いこと以外、特に自覚症状がありませんが、 一部の患者さんは、コレステロールが沈着した黄色っぽい隆起(皮膚黄色種)が、手の甲・ヒザ・肘・瞼(まぶた)などに見られます。
また、角膜輪、アキレス腱肥厚といった特有の症状もあります。 日本では診断率が1%未満といわれており、見逃されやすい病気です。
若年でもすでに動脈硬化が進行している危険性があり、 治療をしないと、心筋梗塞や狭心症などの冠動脈疾患の発症リスクが高くなります。 食事療法や薬物療法による治療がありますが、いずれも早期発見・早期治療が重要です。
ご自身やご家族で、もしかしたらと思われた場合は、お気軽にご相談ください。

投稿日:2022年4月16日
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